クローズ外構とは?オープン外構との違いやメリット・デメリットを解説

「外構工事を検討中だけど、クローズ外構ってなに?」

「オープン外構とどっちがいいの?」

外構のスタイルを決める際、デザイン性や防犯性、費用のバランスで悩む方も多いですよね。

クローズ外構は、敷地の境界を塀やフェンスなどで囲い、外部からの視線を遮る構造を持つ外構スタイルのことです。

プライバシー性や防犯性が高く、敷地内のプライベートな空間を守れることから多くの住宅で採用されています。しかし、設置する設備や資材が多いため、その分外構費用が割高な傾向にあります。

クローズ外構を設計する際は、メリット・デメリットそれぞれを理解したうえで、自らのライフスタイルに合わせた設計をおこなうことが重要です。そこで本記事では、クローズ外構のメリットやデメリット、設計する際のポイントを解説します。

クローズ外構とは?

クローズ外構とは、敷地の境界を塀やフェンスなどで囲い、外部からの視線を遮る構造を持つ外構スタイルのことです。

塀や植栽、門扉などを活用して、外部から敷地内を見えにくくしているため、プライバシー性や防犯性が高い点が特徴となっています。

とくに住宅密集地や道路に面した立地で採用することで、プライベート空間を確保可能です。

また、デザインの統一感が出しやすいというメリットもあります。設備や資材のテイストを建物の外観に合わせることで、全体的な統一感を演出できます。

オープン外構との違い

外構デザインの代表的なものには「オープン外構」もあります。2つの最大の違いは、「敷地の境界を囲うか」という点です。

オープン外構は、塀や壁を極力設けず、敷地の境界を開放的にするスタイルです。

道路から敷地内が見通せるため開放感があり、そのうえ費用を抑えられます。

一方、クローズ外構は敷地の境界を囲うため、プライバシー性や防犯性が高いです。

どちらのスタイルを選ぶかは、立地条件やライフスタイル、予算によって異なります。

クローズ外構の5つのメリット

クローズ外構が多くの住宅で採用されるのは、以下のようなメリットがあるためです。

  • ・プライバシーを守りやすい
  • ・防犯性が高い
  • ・外部からの影響を防ぎやすい
  • ・子どもやペットの飛び出し防止になる
  • ・デザインの統一感が出しやすい

プライバシーを守りやすい

クローズ外構は、敷地を囲うことで外部からの視線を遮断できます。

とくに住宅密集地や道路に面した立地では、通行人や近隣住民からの視線が気になりやすいです。クローズ外構にすることで、庭でBBQをしたり、洗濯物を干したりする際も、外部からの視線を気にせず過ごせます。

リビングの窓を開けても、外から室内が見えにくくなるため、カーテンを閉める必要が少なくなります。

防犯性が高い

クローズ外構は、敷地全体を囲うことで侵入経路を限定できるため、不審者が侵入しにくい環境を作れます。

堅固な塀や門が侵入者を防ぎ、空き巣のような被害を未然に防ぐ抑止力としても期待できますよ。

また、防犯カメラやセンサー、照明をあわせて設置すると、より一層防犯効果を高めることが可能です。

外部からの影響を防ぎやすい

塀やフェンスが設けられていることで、道路からのホコリやゴミの飛来、騒音を軽減できます。

とくに交通量の多い道路が近い立地では、車の走行音や排気ガスが気になりやすいです。

クローズ外構にすると、これらの外部からの影響を軽減し、快適な住環境を維持できます。

また、強風時にゴミが敷地内に飛び込むのを防ぐ効果もあります。

子どもやペットの飛び出し防止になる

敷地全体が囲われていることで、子どもやペットが道路に飛び出すリスクを大幅に減らせます。

とくに小さな子どもがいる家庭では、庭で遊ばせる際の安全性が気になりやすいです。

門扉や塀を設けておくことで、子どもが不意に敷地外に出ることを防ぎ、安心して庭で遊ばせられます。

ペットを飼っている家庭も、庭でペットを自由に遊ばせることが可能です。

デザインの統一感が出しやすい

設備や資材を建物の外観に合わせることで、全体的な統一感を演出できます。

たとえば、モダンな家には、スタイリッシュなアルミフェンスや打ちっぱなしのコンクリート塀が合います。

また、和風の家には、木目調のフェンスや竹垣が調和しやすいです。

デザインの統一感を重視する方には、クローズ外構をおすすめします。

クローズ外構の3つのデメリット

魅力的なクローズ外構ですが、その特性上、事前に対策を講じないと後悔に繋がりかねないデメリットも存在します。

  • ・外構費用が割高になる
  • ・窮屈さを感じる場合がある
  • ・採光や風通しが悪くなるおそれがある

外構費用が割高になる

クローズ外構は敷地全体を囲むため、多くの資材や設備が必要になります。その分、資材費や工事費が多くかかり、外構費用が割高になりやすいです。

敷地の広さや使用する資材によって異なりますが、一般的な費用相場は100万円〜300万円程度が目安です。

とくに高さのある塀を設置する場合は、基礎工事や支柱の設置が必要になり、費用が高くなる傾向があります。

窮屈さを感じる場合がある

さまざまな設備や資材で敷地全体を囲うことで、窮屈さを感じやすくなります。

とくに敷地が狭い場合や、高さのある塀を設置した場合は、窮屈さを感じやすいです。

ただ、この点はデザインや素材選びを工夫することで、ある程度軽減できます。

塀の高さを低くしたり、透過性のある素材を選んだりすると、窮屈さを和らげることが可能です。

採光や風通しが悪くなるおそれがある

高い塀やフェンスで敷地を囲うことで、採光や風通しが悪くなるおそれがあります。

とくに南側に高い塀を設置した場合は、庭や室内の日当たりが悪くなりやすいです。

また、風通しが悪くなることで、庭の植物が育ちにくくなったり、湿気がこもったりする可能性があります。

採光や風通しを確保するには、フェンスに隙間のあるタイプを選んだり、塀の高さを調整したりする工夫をしましょう。

クローズ外構で失敗しないための4つのポイント

クローズ外構にはメリット・デメリットがありますが、設計段階でポイントを押さえれば、デザイン性と暮らしやすさを両立させられます。以下の4つのポイントを押さえて設計を進めましょう。

  • ・部分的なクローズ化も検討する
  • ・目的を明確にして設備を決める
  • ・家の外観との調和を大切にする
  • ・採光と通風を確保する設計を心がける

部分的なクローズ化も検討する

クローズ外構は資材費や工事費が多くかかり、外構費用が割高になりかねません。

「設備を充実させたいけど、費用は抑えたい…」という方は、敷地全体を囲うのではなく、プライバシーや防犯性が必要な部分だけ囲う方法を検討しましょう。

たとえば、道路に面した部分だけに塀を設置し、隣家との境界は開放的にする方法はおすすめです。

部分的にクローズ化することで、費用を抑えながら、プライバシーや防犯性を確保できます。

予算や敷地の条件に合わせて、最適な範囲を選びましょう。

目的を明確にして設備を決める

クローズ外構を採用する目的は、プライベート空間の確保や防犯対策、子どもやペットの安全確保など、家庭によって異なります。

目的が明確になっていないと、必要のない設備を設置してしまい、費用が無駄になる可能性が高いです。

たとえば、プライベート空間の確保が目的であれば、目隠しフェンスや高めの塀の設置をおすすめします。

防犯対策が目的であれば、門扉に防犯カメラやインターホンを設置するのが効果的です。

目的を明確にしてから設備を選び、無駄のない外構を実現しましょう。

家の外観との調和を大切にする

クローズ外構を設計する場合、デザインが家の外観と合っていないと、全体的な統一感が失われます。

たとえば、モダンな家に和風のフェンスを設置すると、ちぐはぐな印象になります。

家の外観に合わせて、塀やフェンスの素材や色、テイストを選ぶことが大切です。

モダンな家には、アルミフェンスやガラス素材が合いやすく、おすすめです。

和風の家には、木目調のフェンスや竹垣が調和しやすい傾向があります。

家の外観との調和を意識することで、統一感のある外構を実現できますよ。

採光と通風を確保する設計を心がける

生活しやすい居住空間を作り出したいのであれば、採光と通風を確保できるように工夫しましょう。

たとえば、採光を確保するには、南側の塀の高さを低くしたり、透過性のある素材を選んだりする工夫がおすすめです。

また、通風を確保するには、フェンスに隙間のあるデザインを選んだり、塀の一部に通気口を設けたりする方法があります。

採光と通風を考慮することで、快適な住環境を作り出せますよ。

まとめ

クローズ外構は、プライバシー性や防犯性を重視する方に適した外構スタイルです。とくに住宅密集地や道路に面した立地では、外部からの視線や騒音を軽減できます。

ただし、外構費用が割高になったり、圧迫感を感じたりするデメリットもあります。

快適な外構を作り出すには、部分的なクローズ化を検討したり、目的を定めたうえで設備を決めたりすることが大切です。

自身の家の立地条件やライフスタイル、予算に合わせて、最適な外構を選びましょう。

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